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誠和ブログ
声はすれども 姿は見えず
2015-08-07
信号待ちの少しの時間に
直射日光をさけようと木陰に逃げ込めば
蝉たちの割れんばかりの大合唱
傘が必要なほどの音量に
蝉時雨とはよく言ったものだと感心していたのだが
いざその姿を探すとなると
いっこうに見つからない
よもやスピーカーでも設置して
否応も無く夏の盛りを演出し
アイスコーヒーの購買意欲をかきかてる為の
カフェの戦略ではあるまいかと
暑さでもうろうとなりながら枝葉を見上げていると
蝉を探していたのだか
スピーカーを探していたのだかわからなくなってくる
にわかに雨のしずくがおでこにあたり
あぁこれぞ言葉通りのにわか雨かと視線を空に向けると
飛び去る蝉の姿を視界の端にとらえた
蝉のなごりを汗と一緒にハンカチで拭き取りながら
蝉時雨の言葉の意味を考えた
心のストレッチ
2015-07-17
ホッチキスの芯を大量に外したいと
リムーバを探していたので
写真右に写っているリムーバをプレゼンしてみたのだが
プレゼンの勢いが文字通り勢いあまって
繰り返し紙に穴が開いてしまったので
写真左に写っているリムーバを購入する事となった
さすがは新しいだけあって
なかなかに働き者である
ぺこんっと芯も簡単に外れるし
紙に穴が開く事も(まだ)ない
何よりデザインが新しい
乗り物みたいにも見えるし
生き物の様にも見える
生き物ってだけなら
昔からある方のリムーバだって
ペンギンやちょんまげの様にも見えるのだが……
新しい文房具などは
(最近では他にハサミも新調した)
力が必要無いものばかりで
以前と同じ力加減で使用すると
勢いが勢いあまって上手く使えない事になる
新しい事を始める前には
肩の力を抜き落ち着いて挑む事が大切だ
(時には説明書を読む事も必要である)
お気に入り
2015-07-07
最近では紙が飛ばないように
文鎮のような使い方しかしていないが
本来の用途は知恵の輪である
用途が知恵の輪というのは語弊があるか
ばらばらにしても使えるし
組み立てても良い
重さも良いし色も良い
ただ
あぁだこうだとこねくりまわすと
手が金属臭くなる
とくに順番(がもちろんあるのだが)がわからなくなり
いろいろ試したりするともうダメ
存外に手が金属臭くなるってわけ
なのでやっぱり知恵の輪として使うより
文鎮として使う事の方が多くなるのだ
赤いやつ
2015-06-19
赤いやつがやって来た
これは赤い
30センチ離しても赤い
紙をはさんでも赤い
山積みにしても赤い
赤くない事がないくらいに赤い
黒と比べてももちろん赤い
赤いやつはたぶん
赤いやつって呼ばれる事になる
赤いやつではさんであるとかって言われるだろう
赤いやつは少しだけ値段が高い